盆提灯Q&A

盆提灯について、よくある質問と答えをまとめました。お盆の風習は宗派や地域によってかなり異なります。
ここに書いてある回答は、一般的な風習について答えたものですので、その点をご考慮いただいた上で参考になさってください。もし、お盆について迷ったり分からないことがあったら、近所の方やご自宅のお寺様(檀那寺様もしくは菩提寺様)にお聞きいただくのが確実です。

Qマーク お盆とはなんですか?
お盆とは、亡くなった方やご先祖様の霊を供養する行事です。7月15日を中心に行うとされていますが、地方によって一月遅れの8月15日(月遅れ盆)のところもあります。迎え火をたいてご先祖様の霊をお迎えし、精霊棚(盆棚)やお仏壇に供物を供え、盆提灯を飾ります。お寺様にお経をあげてもらって、お墓参りもします。お盆が終わったら、また送り火をたいてご先祖様の霊を送ります。お盆の風習は宗派や地域によって違いますので、近所の方やご自宅のお寺様(檀那寺様)にお尋ねになってみてください。
Qマーク 盆提灯とはなんですか?
盆提灯と書いて「ぼんちょうちん」と読みます。盆提灯はお盆の時に、亡くなった方やご先祖様を供養し、霊が迷わず帰ってくるための目印として精霊棚(盆棚)やお仏壇に飾られるものです。また、迎え火・送り火の際に用いる提灯も盆提灯と呼びます。このようにお盆において盆提灯は大切な役割を担っています。また、地方によっては、贈られた盆提灯が多いほど亡くなった方が慕われていたしるしとされており、親戚や亡くなった方と親交があった方がお供え物として贈る習慣が残っています。
Qマーク 盆提灯を飾るのはいつ頃ですか?
盆提灯は、以前はお盆が始まる日からお盆の終わる日まで灯されていました。これは迎え火、送り火としての慣習によるものです。現在ではお盆月の7月(月遅れ盆の場合は8月)に入ると飾り始めるところが増えています。飾り始めの時期はいろいろですが、お盆が終わったら片付けます。
Qマーク 盆提灯はどこに飾るのがいいですか?
据え置き型の盆提灯は、精霊棚(盆棚)やお仏壇の両脇に、一つもしくは一対(二つ)ずつ並べて飾っていきます。吊下げ型の盆提灯の場合は、仏壇の前や窓際などに吊下げます。初盆(新盆)場合は亡くなった方の霊が初めて家に帰る目印として、地域によっては玄関や軒先などに白提灯を飾ります。最近では防犯上の理由から、盆提灯は家の中に飾ることが多くなってきました。
Qマーク 盆提灯はいくつ飾るものですか?
盆提灯は一つもしくは一対(二つ)を基本単位として飾られてきましたが、飾る数に決まりはないようです。現在は住宅事情に合わせて、以前よりも飾る数が少なめになっています。しかし、北関東など地域によっては、贈られた盆提灯をたくさん並べて飾る風習が残っているところもあります。
Qマーク 盆提灯は毎年飾るのですか?
盆提灯はご先祖様の霊を供養するという役割があります。したがって毎年盆提灯を飾り、亡くなった方やご先祖様の霊を慰めます。地域によって初盆(新盆)で使用される白提灯は、初盆(新盆)の年以外では使用することはないようです。
Qマーク 亡くなった人がいなければ、盆提灯は飾らないのですか?
ご先祖様の霊を供養するという盆提灯の役割を考えると、近年亡くなった方がいない場合でも盆提灯を飾ることが好ましいでしょう。お盆の時期に、お花やお線香を手向けるように盆提灯も飾っていただくと、ご先祖様もさぞ喜ばれるのではないでしょうか。
Qマーク 葬儀に使用した提灯をお盆にも使用してもよいですか?
葬儀で使用するのは葬儀用の提灯(霊前灯)です。霊前灯と盆提灯とは、形も役割も異なります。霊前灯は祭壇を照らすもので、盆提灯はお盆の供養の一環として用いられています。この他にも正面に向いた時の足の数や柄・色調なども違いますので、霊前灯を盆提灯として代用することはできないと考えた方がよいでしょう。別々に用意することをお勧めします。
Qマーク 盆提灯はいつ頃購入すれはいいですか?
盆提灯は、お盆月の7月(月遅れ盆の場合は8月)に入ると飾る家が増えてきます。よって、お盆月が始まる前までに購入された方がいいでしょう。初夏に入ると仏壇店などでお盆準備特集があるので、下見をしておくと購入時に便利です。
Qマーク 盆提灯は宗派によって違いますか?
盆提灯の柄や色は宗派関係ないとされています。しかし、本来は切子灯籠や大型提灯など特定の形や様式のものを飾る宗派や地域もあります。そのような場合でも通常の盆提灯を飾ることもありますので、ご購入時に迷われる際にはご自宅のお寺様(檀那寺様)に確認されることが望ましいでしょう。
Qマーク 初盆(新盆)の家は、白提灯しか飾らない・購入できないのでしょうか?
柄が入った提灯や色のついた提灯を飾ってはいけないという決まりはないようです。亡くなった方の魂が帰ってくる目印として、初盆(新盆)の際に白提灯が飾られます。しかし、宗派や地域によっては白提灯を使わないところもあります。気になる場合には、ご自宅のお寺様に確認するのが確実です。
Qマーク 盆提灯を贈りたいのですが、家族以外が購入しても大丈夫ですか?
贈られた盆提灯が多いほど、亡くなった方が慕われていたしるしとする地域があります。亡くなった方との関係にもよりますが、盆提灯を贈ることで故人を供養することになり、相手のご家族にも故人を想う気持ちが伝わることでしょう。ただし、初盆(新盆)用の白提灯は家族や親戚が用意する慣習があったり、宗派や地域によっては白提灯を使わなかったりするので、予め相手のご家族の方に確認をしておいた方がよいでしょう。
Qマーク 使い終わった盆提灯はどうしたらよいのでしょうか?
旧来、地域や寺院ごとに、使い終わった盆提灯を供養する「とうろう流し」が毎年行われていました。現在でも行われている地域や寺院もありますので、まずは自治会やご自宅のお寺様(檀那寺様)にご相談ください。

【とうろう流しがある地域にお住まいの場合】
お住まいの地域のとうろう流しの慣習に従って、盆提灯を供養してください。

【とうろう流しがない地域にお住まいの場合】
片付ける場合には、翌年のお盆まで使いませんのできれいに掃除します。盆提灯のパーツで分解できるものは分解し、板や足は乾いた柔らかい布などで埃を拭います。火袋(明かりを灯す部分)は絹や紙でできているので、軽く払う程度で優しく扱いましょう。購入時に入っていた箱や袋に盆提灯と防虫剤を一緒に入れ、湿気が少なく直射日光が当たらない場所に片付けます。処分する場合には、自治体のルール通りに分別をして処分します。